随想リレー2023 「生徒、先生に支えてもらった15年、感謝の15年」 中川 守先生

 友城会の皆様方、益々のご健勝とご活躍心よりお喜び申し上げます。

 さて、同窓会事務局から寄稿の依頼を承ったのはいいのですが、 きのうのことも忘れがちなのに、むかしのことを振り返りながら文を進めることが果たして出来るか、一抹の不安が残ります。 はじめに記憶の曖昧さ間違いはご容赦ください。

 小生は平成2年度から15年間姫路別所高校にお世話になりました。 着任時の最上級学年3年生は14回生でした。理系1クラス、文Ⅰ2クラス、文Ⅱ5クラス、文Ⅲ2クラスの10学級編成でした。 転勤いきなり3年生の担任を仰せつかったのはビックリしました。 しかも周りの先生方が、「大変なクラスですが、頑張ってください。」と“えっ!”と思う辛口のエール。 振り返れば毎日が緊張の連続で、大袈裟に言えば、平穏無事で一日が終わることの有り難みを感じる日々だったように思います。「大変な‥‥」はその通りでしたが、幸いなことに“行きたくない病”も発症することなく本務を完遂できたことは良かったと思っております。 それはひとえに教員間の中が良く、お互いがしんどさを共有し、支え合う強固な関係ができていたことではないでしょうか。 和気藹々とした職員室の雰囲気は、今までに勤めたどの学校よりも良かった印象があります。 ことあるごとに仲間で集まり、語らい、盃を酌み交わしました。 ただ、仲が良かっただけではありません。「教育熱」を持った先生が多くいました。 生徒のことで学校のことで苦楽を共にした仲間が今も健在で各方面でご活躍されていることは嬉しくまた誇りに思っています。 新型コロナウイルスの感染が収まった折には、教え子も交えて旧交を温めたいものです。

 最後になりましたが、とても人なつこい別所生のみなさん、お元気ですか? 小生は現在日ノ本学園高校に居ます同級生でクラブ仲間を募って訪ねてきて下さい。 ウエルカムです。思い出話に花を咲かせましょう。お待ちしています。そしていつまでもお元気で!!