特別支援学校分教室設置について
2010(平成22)年度、兵庫県教育委員会から記者発表が行われ、高等学校と特別支援学校との連携による交流及び共同学習を一層促進し、特別支援学校の在籍者増加に伴う過密化解消を図るため、2011(平成23)年<4月に兵庫県立姫路別所高等学校(本校)敷地内に兵庫県立姫路特別支援学校の調査研究に関わる分教室を設置することが発表された。
経緯
2010(平成22)年4月~2012(平成24)年3月まで県教委の「高校への特別支援学校分教室設置調査研究事業」の指定を受け、本校に特別支援学校の分教室型の学習の場を設定し、高校への分教室設置に向けた実践的な調査研究を実施することになった。
実施校
兵庫県立姫路別所高等学校
兵庫県立姫路特別支援学校
実施校
これまでの調査研究のより、特別支援学校の高等部の生徒の社会参加、職業自立の促進を図ることができるとともに、高校生にとっても障害のある生徒とその教育に対する正しい理解と認識を深める絶好の機会となることが明らかになっている。
調査研究の成果を踏まえ、平成22年度は従来よりも頻度の多い交流及び共同学習を実施し、平成23年度に実際に分教室を設置しての交流及び共同学習に取り組むことになった。
分教室規模等について
- 開設時期
- 平成23年4月1日
- 設置場所
- 本校新館
- 学科
- 特別支援学校高等部 普通科(職業コース)
- 教室規模
- 1学年2学級
- 【備考】1学年16人。年次進行により、3学年48人規模とする
- 入学資格
- 自力通学ができ、職業自立を目指す者など。
- 通学区域
- 姫路特別支援学校通学区域
- 【備考】姫路市、神河町、市川町、福崎町
分教室の教育内容等について
- 特色
- 就労する力を育み学習内容を中心とした教育内容及び高校生との交流並びに共同学習
- 授業時間
- 6時間/日
- 学習内容
- 教科、道徳、特別活動、自立活動、選択科目「情報」、ワークスタディ(職業的自立に向けた学習)やライフスタディ(社会的自立に向けた学習)、インターンシップ(作業学習、就労体験、企業実習)等
- 交流及び共同学習
- 生徒会活動や行事交流のほかに、部活動や教科学習等で姫路別所高校との交流及び共同学習を実施する
- その他
- 近隣の地域資源を活用した校外学習の実施
- 専門学科を設置する高校と連携した資格取得(ヘルパー資格等)を目指す学習など
使用教室について
- 分教室専用
- 職員室、HR教室、保健室、教育相談室、作業室など
- 本校と共有
- 特別教室、グラウンド、体育館など
(「会報 友城Vol.5」より)